股関節外転動作時における中殿筋の筋活動の左右差

DOI Web Site Web Site 参考文献8件
  • 升 佑二郎
    健康科学大学　健康科学部　理学療法学科
  • 倉澤 裟代
    山梨リハビリテーション病院　リハビリテーション部　理学療法科
  • 小山 広泰
    山梨リハビリテーション病院　リハビリテーション部　理学療法科
  • 川手 瑞樹
    安房地域医療センター　リハビリテーション科
  • 山本 泰宏
    健康科学大学　健康科学部　理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Laterality of Gluteus Medius Muscle Activity during Hip Abduction
  • コ カンセツ ガイテンドウサジ ニ オケル チュウデンキン ノ キン カツドウ ノ サユウサ

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抄録

〔目的〕股関節外転動作における中殿筋活動の利き足と非利き足の差に関わる要因を明らかにすること．〔対象〕健常な男性11名とした．〔方法〕利き足および非利き足の等尺性股関節外転トルクを測定し，その際の中殿筋上前側部の筋活動を同時に測定した．〔結果〕股関節外転0°のトルク値は，利き足の方が非利き足よりも有意に高い値を示した．また，中殿筋活動は，速筋線維の活動量の指標になる平均周波数においてのみ利き足の方が非利き足よりも有意に高い値を示した．〔結語〕股関節外転動作時の中殿筋活動は，非利き足の速筋線維の活動量が低いことが示され，障害の発生リスクを高める要因になりうると考えられた． <br>

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