補体C1qを用いた血液型抗A/B-IgG抗体検出の有用性

  • 石塚 敏
    東京女子医科大学中央検査部移植関連検査室
  • 安尾 美年子
    東京女子医科大学中央検査部移植関連検査室
  • 小林 悠梨
    東京女子医科大学中央検査部移植関連検査室
  • 三浦 ひとみ
    東京女子医科大学中央検査部移植関連検査室
  • 甲斐 耕太郎
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科
  • 岩藤 和広
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科
  • 村上 徹
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科
  • 北島 久視子
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科
  • 中島 一朗
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科
  • 渕之上 昌平
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科

書誌事項

タイトル別名
  • Novel Flow Cytometry Method for Detecting Complement C1q Bound to Anti-blood Group A/B-IgG Antibody in ABO-incompatible Renal Transplantation

この論文をさがす

抄録

ABO血液型不適合生体腎移植は,術前に血液型抗A/B抗体を出来るだけ除去することが移植腎生着には重要であると考えられてきた。しかし,抗体価に関係なく稀に超急性拒絶反応により移植腎喪失症例が存在する。<br>我々は,血液型抗A/B-IgG抗体の免疫学的なメカニズムを解明するため補体結合性のある血液型抗A/B-IgG抗体を測定した。その結果から補体結合性のある血液型抗A/B-IgG抗体の陽性率が高い症例は移植予後の腎機能不良または腎機能喪失症例であった。今後,ABO血液型不適合生体腎移植において重要な検査法になると示唆される。

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ