Two cases of gastrocolonocutaneous fistula as a complication of percutaneous endoscopic gastrostomy

  • Takao Tomoya
    Department of Surgery, Himeji St.Mary’s Hospital NST (Nutrition Support Team), Himeji St.Mary’s Hospital
  • Fujii Tetsuya
    Department of Surgery, Himeji St.Mary’s Hospital NST (Nutrition Support Team), Himeji St.Mary’s Hospital
  • Yamamoto Chiemi
    NST (Nutrition Support Team), Himeji St.Mary’s Hospital
  • Kimura Chiharu
    NST (Nutrition Support Team), Himeji St.Mary’s Hospital
  • Ishiduka Shinichi
    NST (Nutrition Support Team), Himeji St.Mary’s Hospital

Bibliographic Information

Other Title
  • 経皮内視鏡的胃瘻造設後に胃結腸皮膚瘻をきたした2例
  • 症例報告 経皮内視鏡的胃瘻造設後に胃結腸皮膚瘻をきたした2例
  • ショウレイ ホウコク ケイヒ ナイシキョウテキ イロウゾウセツゴ ニ イ ケッチョウ ヒフロウ オ キタシタ 2レイ

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Abstract

症例1は88歳の女性で、急性胆嚢炎術後に脳梗塞を来し経口摂取困難となり、術後2か月後に PEGが行われた。PEG後2日目より挿入部からの便汁の漏れを認め、腹部 CTにて胃結腸皮膚瘻を認め、緊急手術を施行した。術後に誤嚥性肺炎を繰り返し、術後3か月に死亡された。症例2は82歳の女性で、5か月前に他院にて PEGが行われ、1か月後の胃瘻カテーテル交換直後より4か月持続する水様下痢の精査目的で紹介となった。内科的に整腸剤や止痢剤で治療を開始したが改善せず、入院後約1か月後に NSTへ紹介となった。腹部 CT検査で胃瘻カテーテルの内部ストッパーを横行結腸内に認め、胃結腸皮膚瘻と診断した。皮膚と胃の間に結腸を挟んで胃瘻カテーテル造設を行ったため胃結腸皮膚瘻となり、胃瘻カテーテル入れ替え時にストッパーが結腸内に迷入したと判断した。胃瘻カテーテルを抜去して胃瘻結腸瘻を自然閉鎖させた後、2週間の経腸栄養を行い、小開腹下に胃瘻造設術を施行した。術後経過良好で術後2日目より経腸栄養を再開し、術後14日目に施設に退院した。PEG施行時には結腸が介在しないか細心の注意を払うとともに、術後も合併症を念頭に置き管理を行っていく必要がある。

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