書誌事項
- タイトル別名
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- Comparison of partial and anatomic lung resection for pulmonary nontuberculous mycobacteriosis
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抄録
肺NTM症に対する外科治療に関する報告では,解剖学的切除をしたとするものがほとんどであり,症例報告以外に部分切除術の成績を報告したものは見当たらない.われわれは,周囲散布巣を伴わない末梢孤立性病変に対しては,あえて解剖学的切除にこだわらず部分切除を考慮してもよい症例があると考え,症例を選んで部分切除術を行った.術後1年以上を経過した77例を対象とし,部分切除術施行例10例と区域切除術以上の術式を選択した67症例とを比較検討した.術後の再燃再発率に有意差を認めず,手術時間,術後入院期間は部分切除群で有意に短かった.肺NTM症に対する外科治療において,部分切除術は選択肢の一つとして考慮してよい術式と考える.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 30 (4), 404-409, 2016
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204360551040
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- NII論文ID
- 130005150989
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可