薬剤溶出性ビーズを用いた肝動脈化学塞栓療法後に肝切除術を施行した肝細胞癌の1症例

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  • A case of resected hepatocellular carcinoma after drug-eluting bead transarterial chemoembolization

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抄録

薬剤溶出性ビーズを用いた肝動脈化学塞栓療法(DEB-TACE)を施行した後に肝切除を施行した症例を経験した.肝細胞癌に対し,ヘパスフィアを用いたDEB-TACEを施行した後,肝切除術を施行.壊死した主腫瘍内には無数のビーズを認めたが,非癌部では門脈域に散見される程度であった.ビーズ周囲には異物型巨細胞の出現をともなった肉芽腫形成を認めた.近傍の小病変や主腫瘍周辺の微小肝内転移巣に壊死は認めなかった.

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