クロチアニジンを担持させた防蟻不織布の開発

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タイトル別名
  • Development of termite control non-woven fabrics with clothianidin
  • クロチアニジン オ タンジサセタ ボウギ フショクフ ノ カイハツ

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抄録

クロチアニジンを担持させた不織布(商品名:タケロックNW)を開発し,その不織布原反のシロアリに対する物理バリア性を室内試験にて,タケロックNW の防蟻性能を室内および野外試験にて確認した。タケロックNW はその繊維の構造により,シロアリが足を取られやすい繊維を多く有している。そのため,穿孔や歩行しようとするシロアリに対して長時間クロチアニジンと接触させて効果的に防除することが可能である。また,タケロックNW は布のように敷衍,切断,接合が容易である性質と,スポンジのように空隙に充填することが容易である性質を有し,作業性に優れている。さらに,不織布に担持されているクロチアニジンはマイクロカプセル化されており,タケロックNW をセメントで固定することも可能である。

収録刊行物

  • 木材保存

    木材保存 42 (2), 81-86, 2016

    公益社団法人 日本木材保存協会

参考文献 (1)*注記

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