<i>HLA-A*31:01</i>とカルバマゼピン関連化合物の相互作用に関する<i>in silico</i>解析

  • 宮寺 浩子
    東京大学大学院医学研究科人類遺伝学 国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター
  • 大関 健志
    理化学研究所 統合生命医科学研究センター
  • 莚田 泰誠
    理化学研究所 統合生命医科学研究センター
  • 平山 令明
    東海大学 先進生命科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • <i>In silico</i> Analysis of Interactions between <i>HLA-A*31:01</i> and carbamazepine-related Compounds
  • In silico analysis of interactions between HLA-A*31:01 and carbamazepine-related compounds

抄録

カルバマゼピン(CBZ)は広く抗てんかん薬として使われているが、スティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死症などの重篤な皮膚副作用(cADR)を引き起こす主要な医薬分子としても知られている。東アジアやヨーロッパ人種においては、CBZによって引き起こされるcADRの発症とヒト白血球抗原HLA-A*31:01が強く相関することが知られている。CBZは体内に入り、種々の代謝産物を生成するが、どの化合物がcADRの発症に繋がるのかまだ分かっていない。そこで、本研究では、ドッキング・シミュレーションを用いてCBZおよびその主要な代謝産物のHLA-A*31:01への結合性を解析し、cADRの発症に関わる化学種を推定した。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (13)*注記

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