SRC下路桁構造を有するGRS一体橋梁の経時挙動

  • 猪股 貴憲
    鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部(現ジェイアール東海コンサルタンツ(株))
  • 斉藤 雅充
    鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部
  • 池田 学
    鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部
  • 小島 謙一
    鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センター
  • 進藤 良則
    鉄道建設・運輸施設整備支援機構 設計技術部
  • 玉井 真一
    鉄道建設・運輸施設整備支援機構 設計技術部
  • 小田 文夫
    三陸鉄道 施設管理部

書誌事項

タイトル別名
  • TIME-DEPENDENT BEHAVIOR OF INTEGRAL BRIDGE WITH GEOSYNTHETIC-REINFORCED SOIL AND STEEL-REINFORCED-CONCRETE THROUGH-GIRDER-TYPE SUPERSTRUCTURE

抄録

ジオテキスタイルを用いた補強盛土による一体橋梁(GRS一体橋梁)は,桁と橋台,補強盛土を一体化させる工法であり,補強盛土を含めた不静定構造物であるため,橋長の長い橋梁への適用時には,桁のコンクリートの収縮や温度伸縮等の経時的な挙動の影響が増大することが懸念される.そこで,大規模なGRS一体橋梁の経時挙動の把握を目的に,橋長60mの橋梁を対象に施工時から変位やひずみ等の計測を実施した.<br> 構造物構築後1年半にわたる測定結果より,本橋はコンクリートの収縮による桁収縮は小さく,温度変化による桁の伸縮挙動は橋台竪壁背面の拘束度に応じて,夏季と冬季で異なる傾向があること等を明らかにするとともに,これらの経時挙動における構造物の応答特性に関する考察を行った.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (3)*注記

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