バルーン小腸内視鏡にて止血した小腸静脈瘤出血の1例

DOI
  • 水本 健
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 桑井 寿雄
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 河野 博孝
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 保田 和毅
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 山下 賢
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 檜山 雄一
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 木村 治紀
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 山口 敏紀
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 山口 厚
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科
  • 高野 弘嗣
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター 消化器内科

書誌事項

タイトル別名
  • ENDOSCOPIC INJECTION SCLEROTHERAPY WITH N-BUTYL-2-CYANOACRYLATE FOR ILEAL VARICES BY USING A SINGLE BALLOON ENTEROSCOPE

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抄録

症例は69歳,男性.主訴は血便.小腸カプセル内視鏡(VCE)にて回腸に出血源が疑われ,バルーン内視鏡(BAE)を施行したところ同部位に粘膜下腫瘍様隆起を認めた.BAE施行2日後に出血性ショックとなり,CTで同部位の小腸静脈瘤からの出血が疑われた.輸血で経過をみて,全身状態が安定した2日後にBAEを施行し,同部位にN-butyl-2-cyanoacrylateを注入して止血し得た.小腸静脈瘤破裂は診断,治療ともに困難であるが,BAEによる止血術が有効であると考えられた.

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