鹿児島県の理学療法士が所属するリハビリテーション施設における下肢装具処方のアンケート調査

DOI
  • 廣川 琢也
    鹿児島大学医学部·歯学部附属病院 霧島リハビリテーションセンター リハビリテーション室
  • 松元 秀次
    鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 運動機能修復学講座 リハビリテーション医学
  • 上間 智博
    鹿児島大学医学部·歯学部附属病院 霧島リハビリテーションセンター リハビリテーション室
  • 池田 恵子
    鹿児島大学医学部·歯学部附属病院 霧島リハビリテーションセンター リハビリテーション室
  • 宮良 広大
    鹿児島大学医学部·歯学部附属病院 霧島リハビリテーションセンター リハビリテーション室
  • 下堂薗 恵
    鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 運動機能修復学講座 リハビリテーション医学
  • 川平 和美
    鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 運動機能修復学講座 リハビリテーション医学

書誌事項

タイトル別名
  • A cross-section questionnaire survey on the prescription of lower-extremity orthoses in rehabilitation facilities in Kagoshima Prefecture

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抄録

鹿児島県の理学療法士が所属するリハビリテーション250施設を対象に下肢装具処方の現状と問題点を明らかにする目的でアンケート調査を行った.有効回答数および回収率は152施設(60.8%)であった.回答が得られた施設は,リハビリテーション施設基準にて脳血管や運動器がIの施設が約半数であった.しかし,下肢装具処方の状況では,ブレースクリニックの実施率は21%と低く,装具選択の判断に関わる人数は2名以下が62%であった.また,常備している仮装具の数や種類が少なく,装具処方時に十分な検討が行えていないという意見が多くみられた.適切な装具処方には,ブレースクリニックの実施や常備の仮装具の充実など装具処方に必要な環境を整えることが重要である.

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