超音波を用いた洗浄における周波数および照射方向の効果

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  • Effect of Frequency and Exposure Direction on Ultrasonic Cleaning and Washing
  • チョウオンパ オ モチイタ センジョウ ニ オケル シュウハスウ オヨビ ショウシャ ホウコウ ノ コウカ

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抄録

<p><tt>周波数38 kHz および130 kHz の市販超音波洗浄機を用いて水溶液中で超音波洗浄を行ない,周波数,洗浄液組成,および照射方向の効果を調べた.洗浄基質には,ポリエチレンテレフタレートフィルムおよびポリエステル布を用い,汚れ物質には,カーボンブラック(CB)および着色オレイン酸を使用した.洗浄液には,塩化ナトリウム(NaCl)水溶液,NaCl 水溶液に水酸化ナトリウム(NaOH)またはドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を添加した水溶液を用いた.洗浄性評価は,フィルムは顕微鏡画像解析法,布は表面反射率法を用いた.その結果,フィルムからのCB の洗浄率は,同じ超音波出力(W)では38 kHz の方が洗浄率は高かった.布洗浄では,NaOH およびSDS の添加効果が認めら れた.さらに,38 kHz の試作超音波洗浄機を用いて照射方向を変えて布洗浄を行い,洗浄率および洗浄ムラへの影響を調べ</tt><tt>た.</tt></p>

収録刊行物

  • 繊維製品消費科学

    繊維製品消費科学 57 (7), 551-559, 2016

    一般社団法人 日本繊維製品消費科学会

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