EUS下胆嚢ドレナージ術が有用であった急性胆嚢炎の1例

• 峠 英樹

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 小倉 健

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 都木 航

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 恩田 沙織里

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 佐野 達志

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 井元 章

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 宮野 亮

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 奥田 篤

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 増田 大介

  大阪医科大学付属病院 第2内科

• 樋口 和秀

  大阪医科大学付属病院 第2内科

書誌事項

タイトル別名

• EUS-GUIDED GALLBLADDER DRAINAGE FOR ACUTE CHOLECYSTITIS

抄録

症例は90歳代男性．発熱，腹痛を主訴に当院を受診した．腹部CTでは，胆嚢の腫大を認め急性胆嚢炎と診断した．認知症を有し，tubeの自己抜去の危惧から経皮的アプローチは困難と判断し，十分なインフォームドコンセントのうえ，ドレナージ法として超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ術を選択した．十二指腸球部から胆嚢を穿刺し，ガイドワイヤーを留置，瘻孔を拡張したのち，金属ステントを留置した．偶発症を認めず経過し症状の改善が得られたため第14病日に軽快退院となった．今回われわれは急性胆嚢炎に対し超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ術が有用であった一例を経験したので報告する．

収録刊行物

• 日本消化器内視鏡学会雑誌

  日本消化器内視鏡学会雑誌 58 (7), 1227-1233, 2016

  一般社団法人 日本消化器内視鏡学会

キーワード

• 超音波瘻孔形成術
• 超音波内視鏡
• 超音波内視鏡下穿刺吸引法
• 内視鏡的逆行性胆管膵管造影
• 胆嚢炎

詳細情報

• CRID: 1390001204221777536
• NII論文ID: 130005165699
• DOI: 10.11280/gee.58.1227
• ISSN: 18845738
• ISSN: 03871207
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2016402522
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可