書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Mixed Adenoneuroendocrine Cell Carcinoma of the Colon Treated by Curative Resection
この論文をさがす
抄録
症例は72歳,女性.大腸癌検診にて便潜血陽性を指摘され,2次検診の下部消化管内視鏡検査にて,横行結腸に腫瘍性病変を発見された.術前の生検検体の病理学的所見では低分化型腺癌の診断となり,腹腔鏡補助下横行結腸切除術を施行した.切除標本の病理組織学的検査で腫瘍は固有筋膜まで浸潤しており,神経内分泌癌(neuroendocrinecarcinoma;以下NEC)に相当する成分と粘液産生を示す腺癌の成分とを認めた.腫瘍内での分布範囲として各々量的に30%以上を占めており,mixed adenoneuroendocrine carcinoma(以下MANEC)と診断した.MANECは一般的には悪性度の高い疾患といわれているが,根治的切除後1年経過した現在,無再発で経過観察中である.横行結腸MANECは比較的まれな疾患であり,文献的考察を加え報告する.
収録刊行物
-
- 日本大腸肛門病学会雑誌
-
日本大腸肛門病学会雑誌 69 (8), 436-440, 2016
日本大腸肛門病学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204854775680
-
- NII論文ID
- 130005166011
-
- ISSN
- 18829619
- 00471801
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可