サイバーフォレスト:2072年に向けた自然認証のための全球感覚について
書誌事項
- タイトル別名
-
- Cyberforest: Sense of Globe 2072
抄録
1872年米国で世界初の国立公園イエローストーンが指定された。自然を永遠に保全し利用することを国家が認証した。100年後の1972年ユネスコで世界遺産条約が採択された。人類の普遍的価値として自然遺産、文化遺産、それらの複合遺産の保護を目的にし、世界的な自然も認証されている。世界遺産数は既に1,031(2015年)である。そこでさらに100年後の2072年に第3の自然認証が採択されると仮説しその用件を検討した。原生自然を保護しながら、国立公園では鉄道、ケーブルカー、ロープウエイにより容易に自然地に到達可能となった。世界遺産では世界的航空網とモータリゼーションが世界中の自然地に世界中の人の訪問を可能としている。インターネットを使って原生自然地を直接訪れること無く、いつでもどこからでも原生自然にアクセスできる「インターネットの先にある本物の自然」サイバーフォレストは、原生自然地の現在をリラルタイムに、過去をアーカイブにより仮想的に訪問できるため、人は全球自然を感覚的に把握できる。日常的に全球感覚的に捉えることのできる原生自然は、従来の交通手段で到達できるため、新たな第3の自然認証の対象となる。
収録刊行物
-
- 日本森林学会大会発表データベース
-
日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 191-, 2016
日本森林学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680682708096
-
- NII論文ID
- 130005166637
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可