常緑針葉樹林と落葉広葉樹林における土壌呼吸評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of soil respiration in evergreen coniferous and deciduous broad-leaved forest
抄録
土壌呼吸(以下Rs)はその森林の樹種や土壌の種類、地温、土壌含水率など様々な影響を受ける。そこで異なる森林を対象にRsを測定して、その違いを明らかにし、Rs に影響を及ぼす種々の要因について解析することを目的とした。試験地は静岡大学農学部附属南アルプスフィールドの落葉広葉樹林(標高約1500m)と天竜フィールドの常緑針葉樹林(標高約400m)である。Rsは7月から12月まで、月に一回測定した。落葉広葉樹林では2つのエリアにそれぞれ5㎝・15㎝・30㎝(Φ=9.4cm)の塩ビ管を10個ずつ設置した。塩ビ管は長さ2.5㎝が地上から出るように埋設し、15㎝・30㎝の塩ビ管はそれぞれ12.5㎝・27.5㎝の深さまでの根切り処理に相当する。同様に常緑針葉樹林も同じ長さの塩ビ管を20個ずつ設置した。Rsは赤外線ガス分析計(Li-820,Licor)、ポンプ、チャンバーから構成される閉鎖系システムにより測定された。円筒型チャンバーは土壌に埋設した塩ビ管と同径であり、同じ場所で繰り返し測定することができる。Rs測定時には、気温・地温(深さ3㎝)・土壌水分も併せて測定した。Rsに影響する様々な要因から樹種の異なる森林のRs評価を行った。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 407-, 2016
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680683379456
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- NII論文ID
- 130005166743
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可