乾燥・送風ストレスによるヒノキ苗の生理特性と分光反射特性の関係
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- 中島 義明
- 静岡大学農学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship of Reflected Spectrum with Physiological Properties of Cypress under Drought and Wind Condition
抄録
植林後の環境変化によってもたらされる水分ストレスは苗木の成長に大きな影響を及ぼすが、乾燥状態を視覚的に識別することは困難である。ハイパースペクトルリモートセンシングは短時間・非破壊で植物の生理学的特性をとらえる有効な手段である。分光反射特性と苗木の生理特性の関連性が明らかにできれば、苗木の乾燥のストレス状態の検出は容易となり乾燥耐性個体の生産につながる。本研究ではヒノキの苗を4つの処理区(対照、乾燥処理、送風処理、乾燥・送風処理)で生育し、定期的に分光反射特性、水ポテンシャル、クロロフィル蛍光、最大光合成速度、暗呼吸速度の計測に加え、分光反射計測時の光量子密度での光合成速度及び気孔コンダクタンスの計測を実施した。その後4つの処理区間で各パラメータ及び分光反射率を用いた統計解析を行い両者の関係を明らかにした。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 94-, 2016
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205708025600
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- NII論文ID
- 130005167040
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可