05バ−25−ポ−24 テコンドーにおける「素早さ」の主観的パラメータ評価法の検討
抄録
<p> World Taekwondo Federationによるテコンドー競技(以下、テコンドー)は多様な蹴り技が特徴である格闘技系種目である。テコンドーにおける「素早さ」は、蹴りスピードや蹴り時間といった計測が容易である速度的・時間的パラメータによって評価されることが多い。しかし、テコンドーは対人競技であるため、速度的・時間的パラメータのみならず、相手選手に「はやいと感じさせる」一見すると計測が困難な主観的パラメータも考慮して「素早さ」を評価する必要がある。そこで本研究では、前回し蹴り動作を行う前のフェイント動作に着目し、相手選手に「はやいと感じさせる」ためのフェイント動作を評価するための基礎的知見を得ることを目的とした。様々な競技レベルのテコンドー競技者17名(年齢20.4 ± 2.2 yr.、身長1.72 ± 0.07 m、身体質量61.5 ± 5.0 kg、経験年数2.5 ± 2.5 yr.)に中段(体幹部)への前回し蹴りを行うよう指示をした。3次元動作分析装置(200 Hz)を用いデータを取得した。フェイント動作を伴わない前回し蹴り動作とフェイント動作を伴う前回し蹴り動作を比較することで「はやいと感じさせる」主観的パラメータを導出し、評価法を検討した。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 67 (0), 183_1-183_1, 2016
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205805074048
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- NII論文ID
- 130005245126
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可