05バ−26−口−15 ジュニア男子器械体操選手における人体形状の相同モデルを用いた形態的特徴

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抄録

<p> 【背景】人体形状の相同モデル化は、人種差・世代差・性差などを明示することが示唆されている。トレーニングによる骨格筋の発達が著しいアスリートにおいて、形態形状の違いはより鮮明となりえる可能性がある。【目的】ジュニア男子器械体操選手と一般男子学生の形態形状を比較し、相同モデルの主成分分析を通して、形態的特徴を提示する。【方法】全日本男子ジュニア体操競技強化指定選手(GM)および同年代の一般男子学生(NA)であった。三次元人体計測法(BLS)を用いて、被験者の人体を撮像した。そのポリゴンデータを相同モデル標準テンプレートモデルに同一頂点数でフィッティングし、全被験者人体形状の相同モデル化を行った。また、主成分分析を用いて形態形状の違いの定量化を試みた。【結果および考察】形態計測値において、上腕囲、胸囲に有意な差がみられた。更に相同モデル化されたデータでの第1主成分(32% )は、上腕・体幹中間部・背側筋群に明確な発達が可視化され違いが明らかとなった。相同モデルを使用することにより、形態形状の視覚的な違いをより客観的に捉え、競技により特化した形態形状のより詳細な情報を提供する可能性が示された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680781889536
  • NII論文ID
    130005245180
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.174_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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