08測−24−ポ−31 大学生トライアスリートにおける有酸素性作業能力の種目間比較
抄録
<p> トライアスロンとはスイム、バイク、ランを順番に連続して行う持久的スポーツであり、高い有酸素性作業能力が必要とされる。また大学あるいは社会人スポーツであり、一部の選手を除いてほとんどが大学以上の年代から競技に取り組み始めるという特性も有する。昨今大学生トライアスリートは増加傾向にあり、中には競技開始から間もなくエリート選手として活躍するに至る選手も存在する。早期より活躍するには、不得手な種目を把握しトレーニングを行うことで、レースパフォーマンスを効率的に高めることが可能である。そこで本研究では、競技歴が浅く出身競技も様々な大学生トライアスリートにおいて、競技成績との間に深い関係性の認められているランとバイクの運動様式での有酸素性作業能力について比較検討し、多くの大学生トライアスリートにとって弱点となりやすい能力を検証することを目的とした。その結果、最大酸素摂取量には有意な差は検出されなかったが、酸素摂取水準(%最大酸素摂取量)で表した乳酸性作業閾値及びOBLAにおいて、バイクがランより有意に低値を示し、これらの能力を重点的に伸ばすトレーニング戦略が有効であることが示唆された。</p>
収録刊行物
-
- 日本体育学会大会予稿集
-
日本体育学会大会予稿集 67 (0), 234_1-234_1, 2016
一般社団法人 日本体育学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680782390528
-
- NII論文ID
- 130005245313
-
- ISSN
- 24241946
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可