09方−26−口−37 アメリカンフットボールにおけるタックル技術指導プログラムに関する研究

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タイトル別名
  • 試合中のタックル様相の変化に着目して

抄録

<p> 近年米国においてアメリカンフットボールに伴う激しい頭部への衝撃を受け続けることによる後遺症の危険性が明らかとなったことをから、脳震盪を含む頭部外傷を予防する技術指導プログラム「Heads Up Football(HUT)」が推進されている。日本国内でもその普及が進められているものの、効果的なタックルを身に付けるものであるかは不明である。そのため本研究ではHUTを指導することによってどのように試合中のタックル様相が変化するのかを調査し、その有効性を示すことを目的とした。2014年、及び2015年に実施されたXリーグ公式戦においてチームAが試行した336回のタックルを対象とし、HUTをチームとして取り組んだ2015年と、それ以前の2014年の試合中のタックル様相の比較を行った。結果としてHUTの指導を行った2015年度の方がタックルを試行した後にボールキャリアの前進を許すことが多く、本研究の結果からはHUTによって試合中の効果的なタックルを身に付けられることを示すことはできなかった。今後は各選手のタックル様相がどのように変化しているのかを追うことによってHUTの効果を調査する必要がある。</p>

収録刊行物

詳細情報

  • CRID
    1390282680782337920
  • NII論文ID
    130005245339
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.254_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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