11教−26−口−60 ロンドンオリンピック・パラリンピックにおける教育プログラムの展開と現在
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- 宮崎 明世
- 筑波大学体育系
書誌事項
- タイトル別名
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- 実践校のインタビューから
抄録
<p> 2020年東京でのオリンピック・パラリンピック開催に向けて、国内の各地でさまざまな教育の試みが始まっている。直近の夏季大会であった、ロンドン大会(2012年)では、“Get Set”という公式教育プログラムが展開されたが、このプログラムはどのように進められ、大会後の現在、どのように活用されているのだろうか。本研究では現在もインターネット上で展開されているプログラムの内容について詳細を明らかにするとともに、大会開催時の国内での活用状況および、プログラムの成果と現在の状況を明らかにすることを目的とした。方法は文献による調査および、大会時にプログラムを実践した小学校と中学校を訪問し、プログラム推進の中心となった教師にインタビューを行った。インタビューの結果、小学校ではオリンピックの価値については教育の中で継続的に生かしてはいるものの、大会後に学校における学習の評価基準が厳しくなったことなどから、具体的なプログラムは継続されておらず、中学校では学校行事や地域を巻き込んだスポーツイベントなどが継続されていた。このように、“Get Set”のプログラムの内容や成果は、日本の今後のプログラム作りの参考となるものであった。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 67 (0), 311_3-311_3, 2016
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680782851200
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- NII論文ID
- 130005245550
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可