13ア−25−口−10 文献研究による日本のインクルーシブ体育の現状と課題
抄録
<p> 共生社会の実現に向けたインクルーシブ体育の推進や拡充は必要不可欠なものである。しかし、永浜(2010)が同じ種目を共に楽しむ体育についての実践報告は少ない、と述べるようにインクルーシブ体育における問題は多く指摘されており、インクルーシブ体育推進の大きな障壁となっている。そこで本研究では、インクルーシブ体育の今日的課題を明らかにすることを目的とし、インクルーシブ体育に関する先行研究の論文や文献の収集を行い、「現状」「問題点」に関する内容でまとめなおした。その結果、インクルーシブ体育の現状として、日本での地域スポーツとしてのアダプテッド・スポーツの認知度の低さや障害に関するスポーツ指導員の養成が積極的ではないこと等が挙げられた。インクルーシブ体育の課題として、教師を支援する環境づくりのために、法整備・ガイドライン作り、情報の共有化システム、教師の研修システム・勉強会等の確立が求められている等が挙げられた。これらのことから、インクルーシブ体育推進のための環境整備や改善、教師の養成や意識改革、障害の理解や受容、等が必要になると考えられた。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 67 (0), 337_1-337_1, 2016
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680780953600
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- NII論文ID
- 130005245598
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可