JFA小学校体育サポート事業の概要

DOI
  • 中山 雅雄
    JFA 小学校体育サポートプロジェクトリーダー 筑波大学体育系

抄録

<p> 担任制で授業を行う小学校には運動を苦手とする教員もおり、特に手でボールを扱うスポーツに比べ、足でボールを扱うサッカーは教えにくい運動の一つです。一方で、サッカーはルールが比較的簡単で、特別な道具を必要としない手軽さがあり、ゲームそのものにおもしろさを感じられるスポーツでもあります。</p><p> JFAが蓄積してきた経験や知見に基づき、教員の方々にサッカーの楽しさや価値を理解してもらいサッカーの授業の進め方を提案できないかを模索しながら、これまでに約70回、約1800名の教員を対象にした研修会を行っています。また、教員が『すぐに使える教科書』というコンセプトで作成した書籍を発刊しました。</p><p> 子どもたちがサッカーそのものを楽しむ、サッカーの良さを感じることができる授業が展開できるように、1時間ごとの指導案を例示してあります。単元が進むにつれて、子どもたちが向上していくようにスモールステップの展開にしてあり、実践した教員が「これならできそうだ」「ほかの体育でも活用できそうだ」というような場の設定や声かけ、グルーピング、苦手・得意な子への対処などの指導法にも触れています。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680780913920
  • NII論文ID
    130005245684
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.35_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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