最終処分場安定化における塩類溶出遅延要因に関する考察-CECに着目して-

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タイトル別名
  • Preventing Factor from Salt Dissolution in the Stabilization of Landfills - Focussing on Cation Exchange Capacity-

抄録

最終処分場には有害物質や汚濁物質の漏洩による環境汚染リスクが存在する。また、年月経過に伴なう維持管理費用の負担軽減を図るためにも、早期安定化が望まれる。安定化を促進させる「塩類洗い出し」に関しての過去の研究において、Cl-に比べてNa+の洗い出しが遅れている埋立区画が存在することが判明している。その要因として埋立廃棄物が陽イオンを吸着する能力を有し、溶出性に影響していることが推察された。そこで本研究では埋立廃棄物のCEC(陽イオン交換容量)の測定を試みた。<br> 実験結果より  埋立廃棄物のCECの測定法を確立し、埋立廃棄物はCECを有することを示した。また埋立廃棄物のCECの一部は腐植物質由来であることが示唆された。Na+の溶出が遅延している埋立区画では、CECが相対的に高く、これらは腐植物質に影響を受けていると推察された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680567028224
  • NII論文ID
    130005250815
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.27.0_425
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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