流木の挙動安定性と橋梁閉塞に及ぼす影響に関する基礎的研究

• 山上 路生

  京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻

• 岡本 隆明

  京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名

• FUNDAMENTAL STUDY ON RELATIONSHIP BETWEEN STABILITY CHARACTERISTICS OF DRIFTWOOD AND BLOCKAGE PROPERTY AT BRIDGE

抄録

集中豪雨時には流木をはじめとした漂流物が河川に流出し，橋脚周辺におけるこれらの集積は過度の水位上昇につながる河道閉塞を招き，深刻な洪水被害を引き起こす．そこで本研究は河川増水時における流木の漂流挙動に注目し，円柱流木モデルを用いた水路模型実験からその流体力を実測して安定特性を明らかにした．抗力および揚力の迎角と偏揺角に対する変化，ピッチングモーメントおよびヨーイングモーメントの計測データを解析し，姿勢安定性を考察した．また重心位置の変化が挙動安定に与える影響を解明した．さらに流木投入実験を行い，橋梁模型における補足確率や流木集積が発生した場合の堰上げ水深効果について，漂流挙動特性と比較してそのメカニズムを考察した．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｂ１（水工学）

  土木学会論文集Ｂ１（水工学） 72 (3), 88-100, 2016

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• driftwood
• pitching and yawing moments
• drifting stability and accumulation at bridge

詳細情報

• CRID: 1390282680329349632
• NII論文ID: 130005251453
• DOI: 10.2208/jscejhe.72.88
• ISSN: 2185467X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejhe/72/3/72_88/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可