デュシェンヌ型筋ジストロフィー

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抄録

デュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy:DMD)は,新生男児約3,500人に1人の割合で発症する重篤かつ進行性の伴性劣勢遺伝性疾患である.ジストロフィン遺伝子の異常が原因で,筋細胞の維持に重要なジストロフィンタンパク質が欠損し,筋細胞の障害,壊死が進行する.幼少期に歩行不全になると同時に,呼吸不全,心不全等により若くして死に至ることが知られている.ステロイド投与による対症療法が奏効しているが,原因療法は未だ存在せず,患者の平均寿命は約29年と深刻な状況にある.有効な治療法の開発が望まれている.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 50 (10), 998_2-998_2, 2014

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204499160960
  • NII論文ID
    130005265917
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.50.10_998_2
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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