限局性結腸拡張症を合併した低位鎖肛の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Segmental Dilatation of the Colon with Anorectal Malformation
  • 症例 限局性結腸拡張症を合併した低位鎖肛の1例
  • ショウレイ ゲンキョクセイ ケッチョウ カクチョウショウ オ ガッペイ シタ テイイ サコウ ノ 1レイ

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抄録

症例は1歳10カ月,男児.41生日に肛門皮膚瘻の診断でカットバック手術を行った.術後から便秘傾向となり,右側腹部膨隆を認めるようになった.注腸透視にて直腸S状結腸の限局性拡張がみられたが,直腸粘膜生検ではAch-E陽性繊維の増生は認めなかった.限局性腸管拡張症の診断で1歳10カ月時に腹腔鏡補助下拡張腸管切除,正常腸管プルスルーを行った.切除標本の神経節細胞は正常であった.術後経過は良好で自排便を認めるようになった.限局性結腸拡張症は小児便秘の原因の一つであり,外科的治療での改善が期待できる.

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参考文献 (7)*注記

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