福島表層環境中に存在する高濃度放射性セシウム含有微粒子のナノスケール解析とその移行挙動

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タイトル別名
  • Migration in environment and atomic scale properties of the particle

抄録

<p>現行の環境中放射性Cs移行モデルに対する新たな因子として高濃度放射性Cs含有微粒子(CsMPs)の動態を調べた。福島県熊川河口堆積物、河川流域表層土壌から福島原発由来CsMPsを単離後、原子スケールで分析した結果、内部構造は他のCsMPsと同様にFe-Zn酸化物ナノ粒子の凝集体がSiO2のマトリックスに覆われていた。また、粒子内部からCsClおよびCsOHの内包物が同定された。河川流域と河口堆積物で同様の粒子が検出されたことから、CsMPsが表層水中を移行したことが示され、その後の海洋への流出が示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680714756864
  • NII論文ID
    130005280107
  • DOI
    10.14862/geochemproc.63.0_42
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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