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- 中西 浩一
- 和歌山県立医科大学小児科
書誌事項
- タイトル別名
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- Evidence-based treatments for childhood IgA nephropathy
抄録
<p>本邦では学校検尿によりIgA 腎症が早期に発見され,発症早期からの臨床試験が可能であり,世界にその成果を発信している。その成果を踏まえ日本小児腎臓病学会により「小児IgA 腎症治療ガイドライン1.0 版」が作成され,臨床的・組織的重症度に基づき2 つに分類して指針が示されている。重症小児IgA 腎症の治療法として,プレドニゾロン+アザチオプリン+ヘパリン・ワーファリン+ジピリダモールによる早期の多剤併用治療は腎炎の進行を阻止し,長期予後も改善する。RA 系抑制薬を中心とする免疫抑制療法以外の治療は,単独では主に比較的予後良好と考えられる軽度蛋白尿/微小変化・巣状メサンギウム増殖を示す軽症IgA 腎症がまずその対象になる。昨今,本邦では成人を中心にIgA 腎症の治療として扁桃摘出+ステロイドパルス療法が広く施行されているが,現時点において小児IgA 腎症の治療として扁桃摘出を積極的に推奨する根拠は存在しない。</p>
収録刊行物
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- 日本小児腎臓病学会雑誌
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日本小児腎臓病学会雑誌 29 (2), 94-101, 2016
一般社団法人 日本小児腎臓病学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204338563072
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- NII論文ID
- 130005281100
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- ISSN
- 18813933
- 09152245
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可