気象変化による北海道沿岸における中長期波浪変動特性

書誌事項

タイトル別名
  • MEDIUM AND LONG TERM CHANGE CHARASTERISTICS OF WAVE AROUND HOKKAIDO COAST DUE TO WEATHER CHANGE
  • キショウ ヘンカ ニ ヨル ホッカイドウ エンガン ニ オケル チュウチョウキ ハロウ ヘンドウ トクセイ

この論文をさがす

抄録

近年,気象変化に伴う海象変化により,北海道沿岸では2年連続の高潮災害,サロマ湖第2湖口の閉塞等今までになかった災害や,高波による防波堤移動の被害等が顕著に増加している.北海道沿岸の5地点の波浪中長期的変化特性を検討し,北海道沿岸では温暖化等による長期的な最大有義波高やエネルギーフラックスの増加特性を把握した.中期的な平均波向き変化は黒点相対数とPDO指数との相関が高く,エネルギーフラックスはAO指数との相関,高波発生時の気象要因はPDO指数との相関が高い.約10年の明確な周期特性を持つ黒点相対数の変化より,平均波向きの変化を予測できる可能性がある.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ