地域頻度解析手法を用いた茨城県沿岸における確率的な高潮浸水想定

書誌事項

タイトル別名
  • PROBABILISTIC STORM SURGE INUNDATION ESTIMATION ALONG IBARAKI PREFECTURE COAST BY USING REGIONAL FREQUENCY ANALYSIS METHOD
  • チイキ ヒンド カイセキ シュホウ オ モチイタ イバラキケン エンガン ニ オケル カクリツテキ ナ タカシオ シンスイ ソウテイ

この論文をさがす

抄録

本研究では高潮災害を対象に,数百km程度の範囲の沿岸域において地域頻度解析手法で地域の統計的変動性を抑えることを検討し,さらに同手法の活用による確率的な高潮浸水域予測への効果を確認することを目的とした.地域頻度解析の手順に従って小名浜港から千葉港までの5地点の地域分類について検討したところ,地域共通分布を用いることで隣接する地点間のばらつきをまとめるような関数を選択することができた.また様々な高潮の極値統計解析を行った結果,地域頻度解析手法を用いることにより大洗港,銚子漁港における極値データの統計的変動を小さくすることができた.さらに高潮数値計算で確率的な浸水域を求めた結果も,同手法を活用することで浸水域の変動を抑え,平均的で安定した浸水想定を行うことができることを示した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (2)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ