書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY OF EVACUATION TIME CHARACTERISTICS COUPLED WITH NUMERICAL SIMULATION OF TSUNAMI IN OKAYAMA CITY
- シガイチ レイアウト オ コウリョ シタ オカヤマシ ニ オケル ツナミ トウタツ ゼンゴ ノ シンスイ ハンイ ヨソク オヨビ ヒナン ジカン ノ ケントウ
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抄録
岡山市南部の沿岸域は海抜0m地帯が広がっており,また液状化危険度が非常に高いため,地震発生直後から堤防沈下による浸水が発生する可能性がある.また,避難計画の高度化には,最大浸水深だけでなく津波の到達時刻や氾濫経路を再現できる氾濫解析モデルの利用が有効である.そこで本研究では三角形格子を用いた津波解析モデルを用いて,市街地レイアウトおよび堤防沈下を考慮した南海トラフ地震津波の氾濫解析を行い,岡山市における津波到達前後の浸水特性を予測した.さらに,氾濫解析結果を用いて津波到達前の浸水状況下での避難経路および避難時間について検討した.浸水深と流速による歩行速度の低下を考慮することで,歩行速度が遅い高齢者の場合は,避難時間が平均1.6倍,最大で28分増加する結果となり,浸水を考慮した避難計画の重要性が示唆された.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B2(海岸工学)
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土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_289-I_294, 2016
公益社団法人 土木学会