深在性嚢胞性大腸炎の1例

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タイトル別名
  • COLITIS CYSTICA PROFUNDA OF THE RECTUM:REPORT OF A CASE

抄録

<p>症例は57歳男性.下痢を主訴に来院.下部内視鏡検査にて,直腸(Rb)後壁に3cm大の結節状の隆起を呈する粘膜下腫瘍を認めた.画像上,病変は粘膜下の嚢胞性腫瘤であり,通常生検およびEUS-FNAを行ったが,確定診断は得られなかった.深在性嚢胞性大腸炎を第一に疑い,診断的治療目的に経肛門的切除術を施行し,病理組織検査にて深在性嚢胞性大腸炎と診断した.術前のEUSを含めた画像診断は病理所見に合致するものであった.本疾患は,直腸粘膜脱症候群の肉眼形態の一つとしても亜分類されているが,その頻度は稀である.わが国では2015年までに自験例を含め49例の報告があるのみであり,その臨床的特徴について考察した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204220808704
  • NII論文ID
    130005289802
  • DOI
    10.11280/gee.59.48
  • ISSN
    18845738
    03871207
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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