前腕変形に対し3Dプリンターモデルをもとに変形矯正を行った犬の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment of an Antebrachial Deformity Using a Three-Dimensional Printing Model in a Dog
  • ゼンワン ヘンケイ ニ タイシ 3Dプリンターモデル オ モト ニ ヘンケイ キョウセイ オ オコナッタ イヌ ノ 1レイ

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抄録

<p>8カ月齢,避妊雌,体重4.6kgのイタリアン・グレーハウンドが右側の前肢跛行を主訴に紹介来院した.X線及びCT検査において右側前腕の重度変形を認めた.過去に橈尺骨骨折の治療履歴があったことより骨折時の外傷に起因する前腕変形であると診断した.変形が重度であり,従来のコンピュータ画面上での三次元立体構築像のみを使用する変形矯正方法ではランドマークの設定が行いにくく,術中の矯正程度の判断が困難で術後にアライメント不良が生じる可能性があった.そのため,CTデータより3Dプリンターモデルを作成し事前にシミュレーション手術を実施し,骨切り部分の確認やインプラント形状設定を行い矯正が問題なく実施できることを確認した後,実際の手術を行った.術後の経過は良好で骨癒合が認められ患肢の使用も良好であった.</p>

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参考文献 (4)*注記

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