回旋レンズメータによる眼鏡レンズの光学性能評価とそのデータ処理

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of the Optical Performance of Ophthalmic Lenses using a Rotating Focimeter and the Processing of Its Data

抄録

<p>我々は, 眼鏡レンズの装用時の光学性能を評価する装置として可変物体距離回旋レンズメータを開発し, 過去に本学会誌で報告した。この装置によって得られる測定結果は, 通常のレンズメータと同様に SPH, CYL, AXであるが, 乱視処方のあるレンズに関しては, 測定で得られたAXをそのまま使って乱視屈折力誤差(残余乱視)を求めることは不適切である。我々は, リスティングの法則による眼球の姿勢と, 本装置の回旋機構の姿勢の違いの考察から, AXの補正式を導いた。また, レンズの光学性能を平均屈折力誤差と乱視屈折力誤差のマップで表現する際に, 本装置で得られた離散的なΔAP, ΔAS, ΔAXをそのまま補間するのではなく, ベクトル成分に分けて補間すると効率的であることを, シミュレーションおよび一般化コディントンの式から理論的に明らかにした。</p>

収録刊行物

  • 視覚の科学

    視覚の科学 37 (4), 130-138, 2016

    日本眼光学学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680490909312
  • NII論文ID
    130005295397
  • DOI
    10.11432/jpnjvissci.37.130
  • ISSN
    21880522
    09168273
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ