書誌事項
- タイトル別名
-
- Reconstruction of the recurrent laryngeal nerve
- ソクジ ハン カイ シンケイ サイケンジュツ
この論文をさがす
抄録
<p>甲状腺癌の手術において癌の浸潤のために反回神経を犠牲にせざるをえない症例に遭遇することは避けることができない。また意図せずに反回神経が切断されてしまうことも少なからず起こりえることであるが,その結果もたらされる声帯麻痺による嗄声は患者のQOLを大きく損なう。しかしながら反回神経を再建することにより声帯の動きは回復しないものの,音声はほぼ正常にまで改善する。神経再建することで声帯の萎縮を防ぎ,声帯の緊張を保つことが可能となるからである。再建方法には主に反回神経端々吻合,遊離神経移植,頸神経ワナ-反回神経吻合術があり,各々の状況により選択されるがどの術式を選択しても神経再建した群の音声は再建しなかった群と比較すると有意に改善されることが分かった。</p>
収録刊行物
-
- 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
-
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 33 (4), 244-248, 2016
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680402707968
-
- NII論文ID
- 130005303625
-
- NII書誌ID
- AA12566955
-
- NDL書誌ID
- 027805730
-
- ISSN
- 21869545
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可