肘関節屈筋群の新たな筋横断面積指標の確立

書誌事項

タイトル別名
  • Establishing a New Index of the Elbow Flexor Muscle Cross-sectional Area

抄録

<p>本研究は, 肘関節屈筋群を対象に, 新たな筋横断面積指標を作成し, 等尺性最大随意収縮 (MVC) 時の筋横断面積指標と筋力との関係を検討した. その結果, 筋厚と体肢周径囲の積 (MT×C) が筋横断面積指標として適切であることが示された. 若齢者では, MVC時のMT×Cと筋力との関係は, 安静時のそれと同等あるいはそれ以上に密接であった. 一方, 中高齢者では, MVC時のMT×Cと筋力との関係は, 安静時のそれよりも密接であった. このように年齢間で違いがみられた要因として, 中高齢男性の筋が若齢男性のそれよりも変形しやすいことが考えられた. 以上の結果から, MVC時のMT×Cは安静時のものよりも骨格筋の力発揮特性を広い年齢層にわたり正確に表し得る指標となると結論付けられた.</p>

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参考文献 (23)*注記

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