書誌事項
- タイトル別名
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- Learning Effect of Demonstrations Pertaining to the Nursing Student’s Acquisition of Tracheal Suction Techniques
- カンゴ ガクセイ ノ キカン ナイ キュウイン ノ ギジュツ シュウトク ニ オケル エンジガクシュウ ノ コウカ
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抄録
<p>目的:事例に対する援助を計画し他学生の前で説明・実施する授業(以下,演示)が,看護技術の学習にどのような効果をもたらしたか明らかにする.</p><p>方法:看護系大学2年次生を対象に,シミュレーターを用いた気管内吸引の技術演習の後に演示を行い,各学習後に到達目標に沿って学生が自己評価した.到達目標は,独自に設定した,認知領域,精神運動領域,情意領域で構成された27項目であった.</p><p>結果:同意が得られた50名のうち37名の回答を分析した.技術演習後と演示後の到達目標得点を比較すると,全体および3領域の得点は演示後に増加した(P < 0.01).</p><p>結論:演示は,個人学習,グループワーク,説明・実施および学生相互の質疑応答を通して,既存の知識を引き出し,実施と関連付け,知識・技術・態度の統合を推進する効果があると推察された.また,事例の設定や患者役を設けたことから,患者への配慮や個別性・患者主体の看護の必要性の学びに繋がったと考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本看護科学会誌
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日本看護科学会誌 36 (0), 172-178, 2016
公益社団法人 日本看護科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679766540544
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- NII論文ID
- 130005399341
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- NII書誌ID
- AN00010260
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- ISSN
- 21858888
- 02875330
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- NDL書誌ID
- 028092476
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可