敗血疹を伴った劇症型A群溶連菌感染症の1例

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タイトル別名
  • A Case of Streptococcal Toxic Shock Syndrome with Septicemide

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抄録

55歳,男性。発熱,意識障害,疼痛を伴う皮疹を認め,救急搬送された。右頚部,両上肢,右下肢の紅斑と右膝部の膿疱を認め,膿疱内容液よりA群溶連菌が検出された。腎不全,肝不全を合併し,両上肢は壊死性筋膜炎を生じていた。劇症型A群溶連菌感染症と診断し,緊急デブリードマンを施行し,その後の集学的治療により救命しえた。右膝部の膿疱と血中から同種の菌が検出され,この皮疹を敗血疹と考えた。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 4 (2), 168-171, 2005

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

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