「気づく」訓練の必要性-心肺蘇生術に則って,心停止以外の症例を検討した経験を通じて考える-
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- 田中 博之
- 東京医科大学 救急・災害医学分野
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抄録
<p>外来で血管迷走神経性失神発作と思われる症例を経験した。振り返りを行って検証したのち,事例検討会を実施した。事例検討会の実施を通じて「気づき」の難しさを感じるとともに,「気づく」ための訓練がほとんど行われていないことに気づかされた。今回の経験では,振り返りの際に行った確認が彼らの為すべき行為を想起させることによって,次の「気づき」を促す効果があったと思われた。したがって,今回のような事例検討の実施は,イザという時に「気づく」訓練としても有効ではないかと考えられた。</p>
収録刊行物
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- 蘇生
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蘇生 35 (2), 106-108, 2016
日本蘇生学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681438720128
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- NII論文ID
- 130005405444
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- ISSN
- 1884748X
- 02884348
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可