西条市内の中学校2年生の身体の固さとスポーツの有無および開始時期との関係について

書誌事項

タイトル別名
  • Association between physical inflexibility in second-year junior high school students in Saijo City andwhether they participated in sports and the time point of their participation
  • サイジョウ シナイ ノ チュウガッコウ 2ネンセイ ノ シンタイ ノ カタサ ト スポーツ ノ ウム オヨビ カイシ ジキ ト ノ カンケイ ニ ツイテ

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抄録

<p>目的:中学校2年生の運動器検診の結果から,しゃがみ込み動作の可否と定期的なスポーツ活動の有無および期間の関係について検討した.</p><p>対象と方法:運動器検診に同意が得られた西条市内の10校の中学校2年生1565人を対象にした.その中でしゃがみ込みができないと回答した生徒を整形外科医が直接診察し,その結果と定期的なスポーツ活動の有無および開始時期について検討した.</p><p>結果:しゃがみ込み動作ができない生徒の比率は,小学校の高学年からスポーツ活動をしている群が最も高く,次いで小学校の低学年からスポーツ活動を開始した群で,ともに10%を超えていた.ストレッチングが必要な生徒の比率も同じ順に高く,特に男子生徒ではともに10%を超えていた,</p><p>考察:スポーツ活動期間の長い男子生徒や成長期にスポーツ活動を開始した生徒は,身体が固くなりやすく,スポーツ外傷や障害を生じやすいと考えられる.</p><p>結論:身体が固い生徒を運動器検診で早期に発見し,適切な治療やストレッチングの指導など,身体の固さを解消させるための啓発が重要である.</p>

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