量子化学計算と群知能を用いたアミン-CO<sub>2</sub>系反応に対する反応シミュレータの開発

DOI
  • 長門 澄香
    早稲田大学 先進理工学部 化学・生命化学科
  • 寺西 慶
    早稲田大学 先進理工学部 化学・生命化学科
  • 清野 淳司
    早稲田大学 理工学研究所
  • 中井 浩巳
    早稲田大学 先進理工学部 化学・生命化学科 早稲田大学 理工学研究所 JST-CREST 京都大学 ESICB

書誌事項

タイトル別名
  • Amine-CO<sub>2</sub> reaction simulator using quantum chemical calculation and swarm intelligence

抄録

地球温暖化の原因であるCO2の排出量を削減する手段としてCO2回収貯留(CCS)技術が注目されている。このCCS技術の中でも、広く用いられている化学吸収法は、アミンなど塩基性吸収液へCO2を吸収させる分離過程と加熱によって高濃度のCO2を放散させる回収過程からなる。これまでCO2<br>吸収時に要するエネルギーの削減を目指してアミンの研究・開発が行われている。CO2吸収効率の良いアミンを探す上で、各アミンについてその化学種濃度の経時変化を予測することは重要である。本研究ではアミン-CO2反応中の素反応を考慮し、群知能を用いることで実験のローディング依存性から平衡定数を予測する反応シミュレータを開発した。またその平衡定数を量子化学計算による反応自由エネルギーから見積もることで、化学種濃度のローディング依存性の予測も行い、広く1級から3級アミンまで扱えるように拡張した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205736401280
  • NII論文ID
    130005418914
  • DOI
    10.11545/ciqs.2016.0_p12
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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