局所説明変数を用いたスパースモデリングによる異性体エネルギーの推定

DOI
  • 小野田 遼
    北海道大学 理学部 化学科
  • 小林 正人
    北海道大学 大学院理学研究院化学部門 JSTさきがけ 京大ESICB
  • 武次 徹也
    北海道大学 大学院理学研究院化学部門 京大ESICB

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of isomer energies by sparse modeling with local explanatory variables

抄録

原子電荷のような局所的な説明変数でエネルギーを簡便にモデル化することができれば、量子化学計算の計算量の大幅削減が可能である。我々は、C3H6O2の異性体40種に対してMulliken、Lowdin、Natural、ESP電荷を説明変数としたMC+推定によるエネルギーのモデル化を試みた。その結果、少ない変数で当てはまりの良いモデルを作ることができた。次に対象をC8H10O2、C9H10O2、C9H10O3、C10H12O2異性体群に拡張した。しかし、良いモデルを作ることはできなかった。そのため環の数を加えて説明変数の改良を行うと、ある程度の共通性を持った良いモデルを作成することができた。そして、良いモデルには必ず炭素中で最も大きなNatural電荷および6員環の数が含まれていることが分かった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680713139584
  • NII論文ID
    130005418938
  • DOI
    10.11545/ciqs.2016.0_p15
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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