局所説明変数を用いたスパースモデリングによる異性体エネルギーの推定
書誌事項
- タイトル別名
-
- Estimation of isomer energies by sparse modeling with local explanatory variables
抄録
原子電荷のような局所的な説明変数でエネルギーを簡便にモデル化することができれば、量子化学計算の計算量の大幅削減が可能である。我々は、C3H6O2の異性体40種に対してMulliken、Lowdin、Natural、ESP電荷を説明変数としたMC+推定によるエネルギーのモデル化を試みた。その結果、少ない変数で当てはまりの良いモデルを作ることができた。次に対象をC8H10O2、C9H10O2、C9H10O3、C10H12O2異性体群に拡張した。しかし、良いモデルを作ることはできなかった。そのため環の数を加えて説明変数の改良を行うと、ある程度の共通性を持った良いモデルを作成することができた。そして、良いモデルには必ず炭素中で最も大きなNatural電荷および6員環の数が含まれていることが分かった。
収録刊行物
-
- ケモインフォマティクス討論会予稿集
-
ケモインフォマティクス討論会予稿集 2016 (0), P15-, 2016
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680713139584
-
- NII論文ID
- 130005418938
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可