表面加工玄米の食べやすさに関する探索的ランダム化クロスオーバー試験

  • 荒木 理沙
    筑波大学医学医療系JA茨城県厚生連寄附講座臨床研究地域イノベーション学
  • 松浦 文奈
    筑波大学医学医療系JA茨城県厚生連寄附講座臨床研究地域イノベーション学 筑波大学大学院人間総合科学研究科
  • 藤江 敬子
    筑波大学医学医療系JA茨城県厚生連寄附講座臨床研究地域イノベーション学
  • 中田 由夫
    筑波大学医学医療系JA茨城県厚生連寄附講座臨床研究地域イノベーション学
  • 鈴木 浩明
    筑波大学医学医療系内分泌代謝・糖尿病内科
  • 橋本 幸一
    筑波大学医学医療系JA茨城県厚生連寄附講座臨床研究地域イノベーション学

書誌事項

タイトル別名
  • An Exploratory Randomized Crossover Trial to Investigate the Palatability of Partially Abraded Brown Rice
  • ヒョウメン カコウ ゲンマイ ノ タベ ヤスサ ニ カンスル タンサクテキ ランダムカ クロスオーバー シケン

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抄録

<p>玄米には様々な微量栄養素や機能性成分が含まれ, 肥満や生活習慣病の予防における有効性も示唆されている。しかし, 玄米の普及率は低く, 主な原因として食味の影響が考えられる。表面加工玄米は, 玄米の食味改善を目指して作られた玄米であり, その継続摂取可能期間や食べやすさを玄米と比較する各期4週間の探索的なランダム化クロスオーバー試験を実施した。対象は40‐64歳の健常男女10名 (男性4名, 女性6名) とし, 期間中は試験食摂取状況等の記録を義務付けた。開始時と各期終了時に身体計測, 早朝空腹時採血, 質問紙調査を行った。両試験食とも期間中の脱落はなかった。対象の80%は玄米に比べて表面加工玄米が食べやすいと評価した。また, 表面加工玄米の「継続日数スコア」は, 玄米に比べて高い傾向にあった (p=0.068) 。</p>

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