本州の海浜より新たに発見されたスナハマガマノホタケ <i>Typhula maritima</i>

DOI 日本農学文献記事索引 Web Site オープンアクセス
  • 糟谷 大河
    千葉科学大学危機管理学部環境危機管理学科
  • 下保 有紀子
    〒950–2102 新潟県新潟市西区五十嵐2 の町7492–62–3–101
  • 下保 敏和
    〒950–2102 新潟県新潟市西区五十嵐2 の町7492–62–3–101 新潟大学教育学部
  • 下保 晴稜
    〒950–2102 新潟県新潟市西区五十嵐2 の町7492–62–3–101
  • 保坂 健太郎
    国立科学博物館植物研究部

書誌事項

タイトル別名
  • <i>Typhula maritima</i>, a novel fungus identified in the coastal dunes of Honshu, Central Japan
  • 本州の海浜より新たに発見されたスナハマガマノホタケTyphula maritima
  • ホンシュウ ノ カイヒン ヨリ アラタ ニ ハッケン サレタ スナハマガマノホタケ Typhula maritima

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抄録

<p>本州より初めて発見された海浜生の担子菌類であるスナハマガマノホタケ Typhula maritima について,形態的特徴の記載と図を添えて報告した.本菌は新潟県,富山県および石川県の海浜のケカモノハシ Ischaemum anthephoroides およびチガヤ Imperata cylindrica 群集付近で採集された.核rDNA のITS 領域を 用いた分子系統解析の結果,日本 (本州および北海道) 産のスナハマガマノホ タケは最節約法のブートストラップ値で強く支持される単系統群を形成した.これらの結果は,スナハマガマノホタケの海水に浮く菌核が海流によって長距離分散するという考えを支持している.</p>

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