小学校の保護者活動が社会的ネットワークの形成と生活満足度に与える影響

書誌事項

タイトル別名
  • THE ROLE OF PARENT ACTIVITIES IN ELEMENTARY SCHOOL IN THE FORMATION OF SOCIAL NETWORK

抄録

小学生の児童を持つ子育て中の親世代は壮年期,中年期にあたるため,仕事で忙しく家族や自分の時間の確保が難しい.まして,地域活動に参画する時間を確保することは難しいため,地域活動や参加型まちづくりに参加するのは高齢者に偏っている傾向にある.そのようななか,子どもが小学校に通っている間は,小学校の保護者活動を通じて保護者と知り合うことができる.そこで小学校の保護者活動は自分の子どもや小学校のためだけにあるという認知的バリアを解消し,地縁ネットワークの形成の場として機能していることを検証することを目的としている.小学校の保護者活動を保護者同士の接触度合いから分類し,要因分析を行った結果,小学校の保護者活動によるネットワーク形成が地域参画意識向上へ大きく寄与していることが明らかになった.

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