顎下腺移行部唾石経口的摘出術の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Transoral removal of submandibular stones in the transitional region
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抄録
顎下腺唾石症の手術治療において, 移行部唾石は顎下腺摘出術が選択される場合が多いが, 当科では2004年より経口的摘出術に積極的に取り組んできた. 当科で手術加療を施行した顎下腺移行部唾石症例28例につき検討した. 26例において経口的摘出が可能であり, これらは全例で双手診による唾石の触知が可能な症例であった. 平均手術時間は36.5分であった. ワルトン管の切開部は開放創とした. 術後感染, 周術期出血, 舌神経麻痺の合併症はなかった. 術後一過性の顎下腺腫脹は4例, 再発は2例に認めた. 移行部唾石の経口的摘出術は低侵襲で合併症が少なく有用な方法であると考えられた.
収録刊行物
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- 口腔・咽頭科
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口腔・咽頭科 27 (2), 213-216, 2014
日本口腔・咽頭科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679404009472
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- NII論文ID
- 130005438096
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- ISSN
- 18844316
- 09175105
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可