経口胆道鏡が診断に有用であった原発性硬化性胆管炎に合併した胆管内乳頭状腫瘍の1例

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  • PERORAL CHOLANGIOSCOPY WAS EFFECTIVE FOR DIAGNOSING INTRADUCTAL PAPILLARY NEOPLASM OF THE BILE DUCT COMPLICATED BY PRIMARY SCLEROSING CHOLANGITIS : A CASE REPORT

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抄録

<p>症例は45歳,男性.原発性硬化性胆管炎,潰瘍性大腸炎にて経過観察されていた.大腸全摘術の術前CTにて総胆管壁肥厚を指摘され,紹介となった.US,CT,MRIでは前区域胆管内に2cm大の乳頭状腫瘤が認められた.ERCPでは前区域胆管に陰影欠損像を認め,経口胆道鏡では前区域胆管の内腔を占拠する乳頭状腫瘍と下部胆管に顆粒状粘膜が認められた.生検でintraductal papillary neoplasm of bile duct(IPNB)と診断し,肝右葉切除および肝外胆管切除を施行した.本症例では経口胆道鏡がIPNBの表層進展範囲の診断および術式決定に有用と考えられた.</p>

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