北陸地方における大気環境中の二酸化硫黄及び硫酸塩粒子の動態

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タイトル別名
  • Sulfur dioxide and Salfate in the atmosphere in Hokuriku district

抄録

2013年7月12から13日に比較的高濃度の二酸化硫黄が観測されたが、7月10日に桜島の昭和火口において、非常に大きな噴火があり、その時の気塊が北陸地方に輸送されていたものと考えられる。また、2013年8月7から15日に採取したエアロゾル粒子中に高濃度の硫酸イオン及びアンモニアイオンが観測された。アジア大陸の工業地帯から排出された大気汚染物質が珠洲市に輸送されてきたものと考えられる。通常の夏季であれば、太平洋高気圧の影響で、大陸からの気塊が輸送されることは少ないが、2013年8月は、太平洋高気圧が例年に比べ西側に位置していたため、西からの気塊が輸送されやすかったものと考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205737221888
  • NII論文ID
    130005482202
  • DOI
    10.14862/geochemproc.61.0_268
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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