人口減少を考慮した市町村の一般廃棄物処理費用の予測モデル構築に関する基礎的研究

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タイトル別名
  • A basic study on developing estimation model of municipal solid waste management with the background of decreasing population

抄録

わが国では、今後の人口減少に伴い、一般廃棄物発生量は減少することが見込まれている。一方、近未来に起こり得る災害によって、瞬時に大量の災害廃棄物が発生する恐れがあり、災害廃棄物の広域処理についても検討する必要がある。そこで本研究では、宮崎県各市町村のパネルデータを用い、廃棄物処理に関する情報と、人口密度や処理施設との位置関係などの社会データとの関係から得られる経験式による廃棄物処理費用の将来予測モデルを構築し、今後の人口減少や災害発生に対応した廃棄物処理システムの最適化について検討した。その結果、複数市町村での広域処理を考慮した廃棄物処理費用を計算することが可能となった。また広域化を行うと、廃棄物処理施設のイニシャルコストを抑制することができるが、更新時期が異なる組合同士が広域化を行う場合は、使用開始時期の違いによりイニシャルコストの負担が一方の組合に偏る恐れがあることが示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680568023936
  • NII論文ID
    130005484686
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.26.0_151
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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